あのね。
ある日、空を見上げたらあまりにも月がきれいだったから、みんなにも教えたくなったんだ。
その月は三日月だったのだけれど、ちょうど夕焼けから夜の闇に変わっていく瞬間で、コバルトブルーの空に浮かぶ三日月が、猫の爪のように頼りなく細く、潔く明るくて、とても澄んでいて、何だかとても、泣きたくなってしまったよ。
一番最初に想い浮かべた人が果てしなく遠い人で、そのことに気がついて、呆然と途方にくれてしまったんだ。
遠い、遠いその人に「あのね、空がね」って話しかけてる。
届かなくてもいい。だっておなじ空の下にいるんだもんね。それだけで少し、ほほ笑むことができたから……。
人はいつかは離れ離れになってゆく
父親のように、時に母親のように
兄のように
姉のように
弟のように
妹のように
我が子のように
それぞれみんなを愛していた
友情のようでいて恋愛感情にも似ている
そんな気持ちをどんな言葉で表したらみんなに伝わるというのだろう
私は誰にもそまらない、と。
私は誰にも属さない、と。
私の中の私が叫んでいた。すべてのものから心を閉ざした。
見えない壁と闘った、明日への道がみえない、と……。
でも道は用意されているものではないと、
言ってくれる人がいた。道は自分で創るのだと。
もう泣かないで、顔を上げて。君なら出来るよ。
怖がらずに、そう、もう少し前へ……。
ちょうど私の手に収まるくらいの、くま君のちんまりした可愛さに見とれていたら、
お友達が誕生日にプレゼントしてくれました。
ある日、お散歩に連れ出して、こんなことして遊んでみたよ。
どこにいるかな? くま君を探せっ!くま君が写真内のどこかにいます。画像の上にカーソルをのせてると
写真が拡大されるので探してみてね。(本機能は Java Script を使用しています。ご覧になられる際にはブラウザ設定で有効にしてください)