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TOP > poem > poem2

Poem2.この思いが誰かの心に届きますように ~祈り~
空 助けてあげられなかったなんて、どうか自分を責めないで。
一人ぼっちになってしまったなんて、どうか嘆かないで。

空をたゆたう魂は、時間も距離も関係なくどこでも好きな場所に行けるのだそうです。
姿は見えなくて寂しいだろうけど、あなたの忘れられない人は、きっといつでもあなたのそばにいる。
あなたの事をいつでも見てる。

だからあなたがそんな風に悲しんでばかりいる姿を見たら、あなたの大切な人は、もっともっと悲しいと思う。
辛くなったら、空を見上げて、そして笑って。そうすればあなたの大切な人も、ずっと笑顔でいられるから……。

希望の光光がひとつ消えた。その期限は一体誰が決めるのだろう。

光がまたひとつ、ふたつと消えた。
時に突然に残酷に「さよなら」を言う時間すらなく。

でもそんな闇の中で、今度は新たな光がひとつ灯る。
それは産まれたばかりの小さな小さな光。

人はそれを希望の光と呼んだ。小さな愛おしい希望の光と。

もしかしたら光はリレーするのかもしれないね。消えゆく一方で新しい光にバトンを渡す。形をかえてまた私たちのそばで、気付かないうちに息づいている。

そうやって光は、形をかえていつまでも続いていくのだろう……。
あひる親子新しくつくろう。なくしてしまったものの分だけ

新しい花を植えよう。荒れた大地に
草も木も植えよう。小鳥や虫たちを呼び戻すため

新しい川を掘ろう。そして太陽の光と青空の青さを水面に映そう
きらきらと、魚たちが喜んでくれるはず

新しい箱を組み立てよう。横にも縦にもたくさん積んで
そしたらところどころ、好きな形にくり抜こう
くり抜いた形に風が通り抜けるように

新しい友達と仲間をつくろう
箱の中に通り抜ける風を、みんなで仲良く感じるために
闇には星をちりばめよう。寝っ転がってみんなで眺められるように
たくさん無くしてしまっても、その分たくさん、たくさん、たくさんつくろう
新しい思い出を。
大丈夫、大切な記憶は心の中のアルバムにちゃんとあるから

神戸夜景縁あって神戸を訪れたことがあります。
その時は、もう復興後10年を経ていて街はすっかり生まれ変わっていたのですけれも。
ロープウェイにのって見た夜景は、とても素晴しかった。
この街の明かりは、ひとつひとつが大切な命の光なんだと、ちょっと感傷的ではありますが、そんな風に思った覚えがあります。神戸の方の話を聞くと「恐ろしかった。けれど、たくさんの方に支えられて神戸の街は、元気になれたのよ」とおっしゃっていたのが心に深く染みました。

私自身、被災した経験もないのに、こんな事を語るのはおこがましいのですが、能登や中越、東北地方が大きく揺れると、こちらの場所も同じように揺れるんですよね。
震源地近くの方々の怖さには、遠く及ばない揺れかもしれませんが、空も大地も「繋がっているんだなぁ」と、とても感慨深く感じた事があります。
誰がどこで天災に遭うのか、それは分かりません。運命と諦めるしかないのか……。

天災に対しては人はあまりにも無力で、儚いです。
でも日本に限らず海外でも、誰が何かの犠牲になっていいなんて事、絶対にないはず。
なのに、悲しいね。

いま、ひとりぼっちだと思っている方がもしいたら、それは違います。
たくさん泣いた後は、どうか少しだけ顔を上げてみてください。
あなたの苦しみは、あなたしか分からないし、あなた自身で乗り越えなくていけないものかもしれませんが、乗り越えられるように手を貸してくれる人は、きっといます。
人々のあなたに向けられる「言葉」は、あなたの心を傷つけ耳を塞いでしまいたくなるのかもしれない。でも繰り返される人々の言葉は、あなたが想う人が、その人の口を借りて、あなたに伝えようとしている「言葉」なんですって。だから、どうか勇気を出して、心を開いてくださると嬉しいです。
かいかぶりじゃなく、あなたならきっと乗り越えられると、心から祈っています。